蔵元杜氏 原 純様
HP
http://www.hirosake.or.jp/kuramoto/hiroshima.html
広島市中区白島で日本酒を醸されている蔵。
なんと、場所はマンションの地下なのです。
元々蔵のあった場所にマンションを建てられ、原様ご夫婦で造りをされていらっしゃいます。
醸造は年間通して造られている四季醸造。
徹底した温度管理が出来るからこその四季醸造なのです。 文化2年(1805年)、商家出身の松本屋七衛門氏によって創業した200年以上の歴史を持つ酒蔵であり、以前の酒名は「園の白露」「九星正宗」。
現在の酒名「蓬莱鶴」の由来は、かつて蔵の位置する場所から宮島の弥山(みせん)が見えており、その姿が中国の蓬莱山のようだったそうです。
中国の蓬莱山とは仙人が住む不老長寿の山であった事から「蓬莱鶴」という酒名が、大正・昭和の時代に誕生したと言われています。
第2時大戦中商売は好調でしたが、広島に投下された原子爆弾により蔵は焼失します。
が、翌年には再建し酒造りを行われたそうです。
その蓬莱鶴が現在の酒蔵になったのは平成7年。
原本店様は日本で一番最初にマンションの地下で醸造を行った蔵元と言われており、最近では四季醸造をされる比較的小規模の蔵元も多くなりましたが、その先駆けとなりました。
そして、日本で唯一、ゴアテックス素材で作った麹室を使用しての日本酒造り。
麹室の要点である3点(「乾燥度が保てる」「温度が保てる」「雑菌が繁殖しない」)を兼ね備えるべく、蔵元が考案されたものです。
ゴアテックは空気は通しますが水は通しません。水分は出て行くけれど中には入ってこない特性を活かし、乾燥度を保ちながら、 結露もしない為、雑菌が繁殖しにくいのです。
また、ヒーターがあるので温度は保て、洗濯機で丸洗いも出来るのです。
蓬莱鶴のコンセプト
「晴れの日に飲んでもらう楽しいお酒」
「味が濃くも香りよく、呑み飽きしないお酒」
特別な日はもちろんの事、普段の時でも楽しく飲んでいただくお酒を考えて酒造りをされています。
広島のお米、県酵母に拘り、じっくりと醪を育てていく蓬莱鶴。
是非、呑んでその美味しさに感動してくださいね!